国宝巡りの記録

昭和43年発行の国宝事典(増補改訂版)を元に国宝を巡っていきます。

刀 無銘貞宗(名物亀甲貞宗)

【読み方】かたな むめいさだむね(めいぶつきっこうさだむね)

【見に行った日】2024年7月21日

【見に行った場所】東京国立博物館本館

【拝観料】同日に観た特別展「創建1200年記念特別展 神護寺 空海真言密教のはじまり」の前売券1枚1900円で常設展も鑑賞。

【見学にかかった時間】

本館全体で約20分。※今回の目当ての作品以外はほとんど通り過ぎた。

【鑑賞メモ】

鎌倉時代に制作された刀。

無銘とは、作者の名(=銘)が入っていないこと。貞宗は、鎌倉時代末期の相模国(神奈川県)の刀工。刀の茎に亀甲花文が刻されているため亀甲貞宗と称され、長く徳川将軍家に伝えられた。

亀甲花文とは亀の甲羅の形に似ている六角形の中に十字模様の「花菱」の文様を入れた柄のこと。