国宝巡りの記録

昭和43年発行の国宝事典(増補改訂版)を元に国宝を巡っていきます。

当麻曼荼羅縁起(光明寺)

【読み方】たいままんだらえんぎえまき

【見に行った日】2024年5月12日

【見に行った場所】東京国立博物館 平成館

特別展「法然と極楽浄土」

【拝観料】前売券で1900円

【見学にかかった時間】

特別展全体で約1時間50分

【鑑賞メモ】奈良県当麻寺に所蔵されている「当麻曼荼羅図」の由来を描いた、鎌倉時代中期に制作された絵巻。当麻曼荼羅とは『観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)』に基づいて極楽浄土の情景を描いた絵画。『 観無量寿経 』とは、浄土宗や浄土真宗で非常に重視されている浄土三部経の一つ。

絵巻で描かれているのは、奈良時代の貴族の藤原豊成の姫が極楽往生を祈念し、蓮糸で曼荼羅を織りあげ、やがて阿弥陀如来のお迎えを受け、極楽へ旅立ったという物語。