国宝巡りの記録

昭和43年発行の国宝事典(増補改訂版)を元に国宝を巡っていきます。

金剛般若経開題残巻(弘法大師筆、奈良国立博物館)

【読み方】こんごうはんにゃきょうかいだいざんかん

【見に行った日】2024年7月21日

【見に行った場所】東京国立博物館 平成館

創建1200年記念特別展 神護寺 空海真言密教のはじまり

【拝観料】前売券で1900円

【見学にかかった時間】特別展全体で約90分

【鑑賞メモ】「金剛般若経」の空海筆の解説書。

「金剛」は金剛石(ダイヤモンド)」、「般若」は全ての事物や道理を明らかに見抜く深い智慧のこと。総じて「金剛石のごとく煩悩・執着を裁断する智慧の完成の経」の意味となる。

草稿(下書き)と思われるもので、空海の下書きの書き方を見ることができる珍重なもの。