国宝巡りの記録

昭和43年発行の国宝事典(増補改訂版)を元に国宝を巡っていきます。

密教法具(教王護国寺)

【読み方】みっきょうほうぐ

【見に行った日】2024年7月21日

【見に行った場所】東京国立博物館 平成館

創建1200年記念特別展 神護寺 空海真言密教のはじまり

【拝観料】前売券で1900円

【見学にかかった時間】特別展全体で約90分

【鑑賞メモ】

中国・唐時代8〜9世紀時代に製作された法具。弘法大師が唐から持ち帰ったものと言われている。

①金銅金剛盤(こんごうばん)

金剛鈴と金剛杵を載せて飾る台。

②金銅五鈷杵(ごこしょ)

古代インドの武器に起源したもので手杵の形に似ている。基本的な形は棒状で、中央に柄がある。その上下に槍状の刃が付いていて、五鈷杵は中央の刃の周囲に四本の刃を付けたもの。

③金銅五鈷鈴(ごこめい)

五鈷杵の一方に鈴がついたもの。上部の握る部分を握って振り鳴らす。