国宝巡りの記録

昭和43年発行の国宝事典(増補改訂版)を元に国宝を巡っていきます。

金銅能作生塔(長福寺)

【読み方】

こんどうのうさしょうとう

【見に行った日】2024年2月24日

【見に行った場所】東京国立博物館 本館

【拝観料】同日に観た特別展「中尊寺金色堂」の前売のペア券(購入は2枚単位)1枚1300円で常設展も鑑賞。

【見学にかかった時間】

本館常設展の1階のいくつかの国宝のみをまわり約30分。全てをじっくり見ると1階だけでも1時間くらいかかると思われる。

【鑑賞メモ】

鎌倉時代の制作された特異な形態の塔。

「能作生塔とは能作生の如意宝珠を納めるための塔。如意宝珠は八祖の口伝によって作る32粒の仏舎利(釈迦の遺骨)のことで、本来不壊不改の舎利を本体とする塔のこと」引用:国宝事典より

さっぱりわからないので更に調べた。

「能作生」とは万物生成を司る根源の珠・如意宝珠を納める塔。「八祖」とは真言宗で崇拝される8人の開祖。

この塔は、この種の小塔の中で、特に優れた技巧で制作された作品とのこと。

小塔とは、供養や発願のための小さな塔。