国宝巡りの記録

昭和43年発行の国宝事典(増補改訂版)を元に国宝を巡っていきます。

法然上人絵伝(知恩院)

【読み方】ほうねんしょうにんえでん

【見に行った日】2024年5月12日

【見に行った場所】東京国立博物館 平成館

特別展「法然と極楽浄土」

【拝観料】前売券で1900円

【見学にかかった時間】

特別展全体で約1時間50分

【鑑賞メモ】

浄土宗の開祖である法然の生涯が描かれた絵画。

全48巻のうち、第六、第十四を鑑賞。

画家を数人動員し、鎌倉時代の1307年より10年にわたって制作されたものといわれている。

「国宝事典(昭和43年発行版)」によると、描写は賦彩(彩り)が美しく、筆致は謹密(=慎重で精密)で、鎌倉時代に幾多制作された高僧絵伝の中でもっとも大がかりであり、内容的にももっとも詳細にわたるもの、とのこと。

確かに細部まで描かれていて、じっくり見入れる絵だった。